当選確率を考える。
フェルミ推定。就職活動に必要だったり、最近は対策されて使われなくなったりしている思考フレームワーク。
思考法にも旬があるなんて、この世はつくづく永遠がない。
千葉では今、スタンプラリーイベントが行われている。
488件ある地点を好きなように巡りポイントを集めて、20p、50pで応募できるといったものだ。
満遍なくばらけているため50p貯めるのはなかなか難しい。
自分はバイクを持っているので、せっかくなのでやってみた。
50pも溜まり12月末が締め切りの第一弾に応募した。
これは当たるのだろうか??
暇なので、思考してみる。
まずは、千葉に存在する人を数えてみる。
令和4年の5月現在、千葉県の人口は6,274,322人らしい。
他県から来ている人は千葉県以外の人の1%くらいだと仮定しよう。
日本の人口は2021年で約1.257億らしい。日本の人口から千葉県の人口を引く。
125,700,000 - 6,300,000 = 119,400,000
1%は
119,400,000 / 100 = 1,119,400
すなわち千葉県に存在する人は、県の人口と他県から来る人を足して、
6,270,000 + 1,120,000 = 7,390,000
7百万人ほどだ。
次にその中でスタンプラリーに参加できる条件を考えてみる。
- そもそもこのイベントに気付く
- 車、バイクなど移動手段がある(駅から距離があるスポットが多いので電車で50p貯める人はほぼ0だと思われる)
- 気づいた上で参加しようと決意する
- 参加しようとした上で50pを貯めようと思う
- 実際に年末までに貯めようと行動した
それぞれ考えてみよう。
そもそもこのイベントに気付く
昨日の電車の帰り道、駅の広告で見かけた。自分は成田の観光案内で見つけた。 今は駅の広告なんて目もくれず、スマホしか見てない奴が多いので、気付く人は10%ほどではないだろうか?車、バイクなど移動手段がある
車またはバイクを持っている、もしくは利用できる環境にいる人はこれまた10%ほどではないだろうか? 車離れと、レンタカーの普及のいい感じの塩梅かな。気づいた上で参加しようと決意する
ここがかなり少ないだろう。広告を見て行動しようとする人なんてほぼいない。 「そうだ京都に行こう」という広告を見て、あなたはその月に京都に行っただろうか? つまりここは2%くらいだろう。参加しようとした上で50pを貯めようと思う
参加しようと決意した人は20p貯めるか50p貯めるかで悩むだろう。 20pの方が楽なので、多い。かつ50p貯めるにはかなりの時間を要する。 自分が応募したのは第一弾で参加可能期間は二ヶ月だ。しかもそれは、開始時点から数えてなので気付くのが遅ければ期間はもっと短い。 おそらく50p貯めようとするのは10人に一人いるかいないかくらいだろう。5%にする。実際に年末までに貯めようと行動した
ぶっちゃけ途中で諦める人も多いだろう。決意して実行できるならダイエットで苦戦する人はいない。 決意→行動→継続という結果を経て初めて50pは貯まる。 行動で10%、継続で10%と考えてみよう。
これで計算すると
7,390,000 * 0.1 * 0.1 * 0.02 * 0.05 * ( 0.1 * 0.1 ) = 0.739
。。。。。。。。
自分の存在が消えかけてしまった。
当たりたいから自分以外参加しないでくれというバイアスがかかりすぎたのだろう。
ちょっと修正してみる。
そもそもこのイベントに気付く
他にもWeb広告にも出ると仮定して20%くらいは目にしたことにしよう。車、バイクなど移動手段がある
観光好きや、おじいちゃんおばあちゃんなどは駅から散歩するかもしれない。20%にしてみる。気づいた上で参加しようと決意する
移動手段があるのは、参加しようと決意する意思が上がるかもしれない。5%にする。参加しようとした上で50pを貯めようと思う
10人に一人って意外と少ないな。10%にしておこう。実際に年末までに貯めようと行動した
決意している時点で行動する人は確かに多いかもしれない。行動は50%、継続は10%にしておこう。
これだとどうだ??
7,390,000 * 0.2 * 0.2 * 0.05 * 0.1 * ( 0.5 * 0.1 ) = 73.9
こんなものではないだろうか?
これで当選人数は30人だ。
30/73.9 = 40%
40%の確率で当選する。
かなり当選する確率は高そうだ。
ポケモンの「ぜったいれいど」の30%もよく当たるのだから、期待してもいいだろう。
当たれーーーーーーー!!!!!!!