赤信号の待ち時間
カフェに向かう手段はもっぱら原付だ。
家から行きつけのカフェまでは原付で10分かからないほど。
この10分のうちおおよそ半分は信号の待ち時間である。
数えてみたら、カフェに至る道にある信号は全部で5つ。
そのうち二つが大通りを横切る形であるから悩ましい。
こちらが向かう時の青信号の猶予は短いのに、赤信号の時間はやけに長い。
それゆえに信号に引っかかる可能性も高い。だいたい待つ。
それでも待つのはせいぜい一つの信号で2分ほど。
格闘ゲームで言えば、1マッチがせいぜいの時間だ。
だが、この時間が腹立たしい。
普段はこの2分なんて、
- ゴロゴロしてる
- SNSを見る
- お手洗いに行く
- ケトルでお湯ができるのを待つ
その程度なはずなのに。有意義に過ごしていない時間の方が圧倒的に大きいはずなのに。
「皆時間は平等だ。」とよく人は言うが、同じ時間をどう捉えるかでこれほどまでに感情への影響差は大きい。
あなたは信号の待ち時間をどう使っている??
ちょっと思考してみよう。
「信号の待ち時間を怒りの感情を沸かせない、有意義な使い方は?」
前提は、信号待ちなので信号は見ていないといけない。携帯は使わない。 音楽を聞くのも時間が短いので使いづらい。 ハンドルから手を離して何かを取り出すのも時間の猶予的に難易度が高い。
では、脳内で完結することが望ましい。
となると、思考、妄想、反芻などが挙げられる。
何を思おう?
- 昨日覚えた英語のフレーズを思い返してみる。
- 楽しかったことに酔いしれる。
- 今日これからするワクワクを考えてみる。
- 目の前の車がどこに行くのか妄想してみる。
- 「何を思うか」を思いついてみる。
最後がいいかもしれない。回帰的だ。無限に思考を続けられる。
あ、今思いついたが、歌うのもいいかもしれない。 口は自由だ。
人間はよくできている。