「差」が価値
最近はスタートアップ企業が多く、起業が持て囃されている。
実際、起業して成功している人もいる。
自分も考えたことはある。
自分に提供できる価値はなんだろう?
だが、ふと思う。
価値とはなんだ?
価値なんて言葉は抽象的すぎる。
人によって十人十色だ。
決められるものじゃない。
もう少し具体化したら、何と言える?
起業するときに、その人らが考えるのは「今までにない新しいサービス」だ。
当然だろう。今までにある同じサービスを用意するなら、そのサービスに勝てないのだから。(価格を下げるという手もあるだろうが。。。)
「今までにない新しいサービス」とは、すなわち既存のサービスとの「差別化」だ。
今まであったサービスとは、ここが違いますよ。という宣伝文句で勝負する。
その差に価値を感じる人が多ければ多いほど事業も大きくなるだろう。
差があるところには、必ず何かがある。それは自然の摂理からも明らかだ。
高いところにある水が低いところに流れる、そこには滝がある。
高い温度の空気と、低い温度の空気がある。そこには風が生まれる。
人間社会も、物流は座標の差、委託は担当者の差、によって価値を生んでいる。何事も差を価値に変換しているのだ。
そういう意味では、人と違う考えほど価値があるのだろう。
だが、自分は今、会社という組織の中で、同じように働いている。上司の求める「模範」と差を縮めようと躍起になっている。
尖を捨ててはいけない。
その尖こそ、価値なんだ。